コーピングのやさしい教科書 伊藤絵美
今日のしつもん読書は、
を読みました。
なぜ、この本がここにあると思いますか?
自分自身やカウンセラーやセミナーで使いたいから
激アツキーワード
- コーピング:ストレスの意図的な対処→自分助けはすべてコーピング
- ストレス:ストレッサー:ストレス環境。ストレス反応:ストレッサーに対する「心と体の反応」。この2つからなる。
- ストレッサーとストレス反応に気づくことが大切な一歩になる:気づき→コーピング→気づき→コーピングの繰り返し
- ストレス反応は、「認知」「気分・感情」「身体反応」「行動」の4つに分けられる
- 認知:頭に浮かぶ考えやイメージ
- 気分・感情:心に浮かぶさまざまな気持ち→不安、イライラなど。
- 身体反応:体に現れるさまざまな生理現象→頭が痛い、汗が出るなど。
- 行動:ストレッサーに対して自分の取った振る舞い、動作→怒鳴る、逃げ出すなど。
- ストレッサーによって、ストレスの「きっかけ」がインプットされ、「認知」「気分・感情」「身体反応」によって増幅され、最後は必ず「行動」としてアウトプットされる。
ストレスを知る:ストレスを知るという行為自体がコーピングになる
①まず「認知」に注目:自動的に頭の中に浮かんでくる思考の「自動思考」に注目する。
②次に「感情・気分」に注目:心に湧き上がる、短い言葉で言い切れるもの。
③次に「身体反応」に注目:ストレッサーをきっかけにして体に起きる生理現象。
④行動に注目:ストレッサーに対して自分の取った振る舞い、動作
- ストレス反応の中でコーピングが有効なのは「認知」と「行動」だけ。しかし、必ず「気分・感情」「身体反応」もそれに合わせて変化する。
- コーピングは「質」より「量」→沢山あれば選べるから
- 問題焦点型:ストレッサー自体に働きかけるもの
- 感情焦点型:ストレス反応に目を向け、緩和するもの
- 認知的コーピング:頭の中で考えたイメージするコーピング
- 認知的コーピング例:思い出にひたる、自分をねぎらう、好きなものをイメージする、妄想にふける、人とのつながりを確認、自分を褒める、リフレーミングする、問題を整理する、受け入れる
- 行動的コーピング:具体的に行動を伴うコーピング
- 行動的コーピングの例:誰かと交流する、食べたり、飲んだり、癒しを得る、どこかへ行く、見る・眺める、自然に触れる、趣味を楽しむ、ダラダラしてみる、体を動かす
- コーピングを細分化すると沢山コーピングを作ることができる。例:ビールを飲むというのを、「ビールの味を想像する」「コンビニに行ってビールを選ぶ」「プシュ!と缶を開けるときの音を聞く」「ビールの色をじっくり眺める」「グラスに注ぐ時に漂う香りを楽しむ」「鼻から抜けていく香りを楽しむ」「後味に残る苦みの余韻にひたる」と細分化する。
- コーピングは検証することが大切:100点満点で点数をつける
どんなメッセージを投げかけていますか?
コーピングは「質」より「量」で実践することが大切。そして、そのコーピングの成果をしっかり書いて検証する。
一言で言うと、どんな本ですか?また、この本をどんな人にオススメしたいですか?
コーピングとは何か?そして、コーピングのやり方が紹介してある本です。
ストレスで困っている人、カウンセラーなど、対人支援に関わっている人に特にオススメです。
どんな前向き質問が生まれましたか?
どのコーピングをやってみたいですか?
この本を読んでみての、気づきや学びは何ですか?
- コーピングは質より量が大切
- ストレスを見える化するだけで、コーピングになる
- コーピングの効果を書いて検証していくことが大切